2022-23 A/W Bishu Material Exhibition 尾州素材展 展示会
尾州産地の生地サプライヤによる合同展示会である 「2022-23 A/W 尾州素材展」が10月5~7日の3日間に東京秋葉原のアキバスクエアで行われました。
出展企業は
・岩田健毛織株式会社
・長大株式会社
・日本エース株式会社
・林実業株式会社
・日の出紡織株式会社
・ 株式会社ヒラノ
・ファインテキスタイル株式会社
・三星毛糸株式会社
・みづほ興業株式会社
・宮田毛織 株式会社
・森織物合資会社
の10社です。
会場内でのリアルな展示会とオンラインでのアプローチも併催されました。
今シーズンは尾州産地の伝統ある技術を生かしながらもナイロンやポリエステル、キュプラ、アセテートなどの化合繊とのミックス、スーパー120や140の糸を使いしなやかさへの挑戦、圧縮の新鮮なタッチ、ウールと和紙や麻との組み合わせ、リサイクル素材の追求など、新しい時代の素材に向けた試みがなされています。
三つのテーマのもと色と素材が提案されました。
・SOFT SHELTER
・NEO KNIGHT
・NATURE SOUL
テーマに沿って代表的な素材を二度に分けてご報告します。
SOFT SHELTER
自分の内面を見つめなおし、最も必要な欲求を見つけ出す。
慎重に言葉を選び、熟慮し決断する。
ポジティブで生活に安らぎをもたらすもの。
超軽量化、職人技、サスティナブルな素材がライフスタイルを彩る。
パンツ
「2ウエイ綾リバー」 (株)ヒラノ Pe67/W29/Pu3/N1 目付け 340g/m
フード付きショートコート 「スーパー120のリファインウール」 みづほ興業(株) W100 目付け300g/m
スカート スーパー120のサキソニー」 長大(株) W100 目付け 361g/m
紙のようなシャリシャリ感がありながらしなやかなタッチもある。
テーマ2 AQUATIC (水のような)
水が命を育むかのような大自然を思う環境作りに情熱を燃やすテーマ。
マリン、海の生物、空気感、ブルーからグリーンへと突き進む世界。
〇ジャケットとワンピース (株)ヒラノ
ジャケット 「ハニカムパール」
ポリエステル75/トリアセテート25
上品な膨らみ感、トリアセのハニカム組織で凸凹感を表現。
ワンピース 「トリアセリネンジャカード」 トリアセテート41/ポリエステル39/リネン19/ポリウレタン1
軽い!グランドとモチーフの染め分け。ストレッチによる凸凹感。
〇フード付きパーカーのセットアップ 宮田毛織工業(株)
フード裏「リバーモック」 テンセル70/トリアセテート30
テンセル/トリアセにより光沢とドレープ性を併せ持ったサスティナブルなサテンニット。
パーカー 「サマーツィード」 ポリエステル57/レーヨン33/ナイロン7/シルク3
ボトム 「レフトツィル」 ポリエステル75/レーヨン25 軽く膨らみ、ドライ感とドレープ性のあるキレイな綾組織。
〇セットアップ ファインテキスタイル(株)
ジャケット 「和紙/リネンツィード」 リネン57/PA(和紙)15/ポリエステル20/レーヨン6/ナイロン2
和紙とリネンのハリのあるジャケット素材。涼感あり。
インナー 「リネンブッチャー」 リネン96/ナイロン4 柔らかく軽い。
パンツ 「レーシーストライプ」 リネン60/綿40 アキハ使いの透け感のあるストライプ。
スーパー140‘sウォッシャブルウール使用で高級感がありながらウォッシャブル。
後編に続きます。