2021-22秋冬・店頭に見る コート・ジャケット・アウター (ショーウィンドウ トレンドリサーチ) (東京ウィンドゥディスプレイ)

    新年を迎え、店頭はセールと春の展開が一斉に始まりました。今年は様々な難問を抱え心なし思慮深く抑えたような感じがします。それでもファッションがもつ華やぎや期待感、新鮮味といった幸せ感は確実に伝わってきます。

    昨秋から春一番までに見られたコート、ジャケットから今シーズンの防寒やオシャレアウターの様子が分かってきました。本格的な寒さが感じられる前は、コットンやナイロン系の素材を使い、ナチュラル感を持ちながらもデザインやスタイリングに新しいアイディアを加えたトレンチタイプが沢山みられました。寒さが増すにつれて素材は温かみのあるウールタイプ、防水を利かせた機能素材が使われたものも目立ちました。

    トレンチタイプ

             

    秋が深まり寒さが増すにつれてコートの出番が増えましたが、大きく分けてお洒落感覚優先ともいえるウールの一重コート(羽織るタイプ、七分丈などの特徴のあるもの)と軽いダウン系(モンクレーやカナダグースをはじめ各ブランド内に多く見られる)、フェイクファー(モコモコといわれるふんわりしたもの、ボアタイプ、フリースタイプなど)が挙げられます。薄手のキルティング素材はごく自然な一枚の布のように扱われて新鮮なアウターになっているのが気になります。

    アクセサリーとしての帽子やマフラーが充実し、温度差を補う小道具も増えました。

    あらゆる点で変化の多いライフステージに対応すべく、消費者の知恵を強く感じる市場と言えます。

    ウール系の一重コート

        

    軽いダウン系

    フェイクファー

              

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