今さら聞けない!デニム生地ってどんな生地?ジーンズとの違いや特徴とは?

皆さんお馴染みの「デニム」生地!知らない人はいないでしょう。
ほとんどの方が1着以上は、デニム生地の服を持っているのかと思います。
今回は、改めて「デニム」とは、そもそもどういう生地なのか、特徴についてお伝えしたいと思います。

目次

「デニム」とはどんな生地?

「デニム」とは?

「デニム」とは、インディゴ染料で染めた経糸(たていと)と、染色をしていない白色の緯糸(よこいと)で織った綾織りの織物を指します。綾織は斜めに畝が入ることが特徴で、経糸もしくは緯糸を2-3本飛ばして織られます。デニムの生地をよく見ると、右上がりもしくは左上がりの畝を確認できるでしょう。

畝の方向の違いで、「ライトハンドツイル」と「レフトハンドツイル」に分けられます。ライトハンドツイルは、右上から左下に向かって綾目が流れている生地で、レフトハンドツイルは反対方向に綾目が流れています。

綾織生地組織図

デニムの特徴であるインディゴは、元々は天然インディゴ(藍)を使用して染色されていましたが、1990年ごろには、安価で取り扱いのしやすい「合成インディゴ」の染料が誕生し、現在では合成インディゴの染料で染めたデニムが一般的です。天然インディゴは、ムラなく均一に染めることが難しく、さらに長期管理保存ができません。そこで開発された合成インディゴは、色ムラも少なく鮮やかに染色することができるようになりました。他にも、経糸をインディゴ以外の染料で染色する「カラーデニム」もあり、デニム生地も多様化してきています。

デニムは、フランスのニーム地方で生産されていた厚手の綾織物が発祥とされています。
デニムの語源はフランス語の「セルジュ・ドゥ・ニーム(serge de Nîmes)」から来ていると言われていて、ニーム産のサージ生地という意味があります。「ドゥ・ニーム」から「デニム」となったとされています。
フランスで誕生したデニム生地は、今ではアメリカ、中国。イタリア、日本を中心に世界各国で生産されるまでに、浸透しています。

「デニム」と「ジーンズ」との違いとは?

「デニム」=「ジーンズ」と解釈されている方は多いのではないでしょうか?

「デニム」とは、生地単体を指します。そして、ジーンズやジーパンは縫製された製品を指します。ジーンズは、デニムなどの厚手の生地を使用して作ったズボンが、ジーンズと呼ばれます。最近では、製品そのものを「デニム」と表現することもありますが、正確な定義としては、「生地」と「製品」の違いがあります。

「デニム」生地の単位「オンス」とは?

デニムが好きな方聞いたことがあるかもしれませんが、デニムには「オンス(OZ)」とういう単位が使われます。オンスは、1平方ヤードの生地の重さを表したものです。

1オンス=約28.35gです。オンス数が大きいほど、重くなっていきます。また、重くなるにつれて生地も厚くなっていきます。

デニムは10-15オンスの重さのものが一般的な重さです。しっかり厚みがあり、丈夫なデニム生地は283g~425gくらいの重さのものが多いということになります。一般的に。10オンス以下の生地は「ライトオンス」、15オンス以上の生地は「ヘビーオンス」と呼ばれています。

自分にしっくりくる厚みを知っておくと、デニム生地の服やズボンを買う参考になるかもしれません。デニム好きの方は、覚えておきたい単位です。

オンス・グラム早見表

「デニム」生地の特徴

デニムの生地には、どのような特徴があるのでしょうか?

丈夫・耐久性が高い


デニムの生地の特徴としてまず挙げられるのは、「丈夫さ」です。デニムは、しっかり厚みのある生地で、太番手のコットンから作られる耐久性の高い生地です。破れてもリペアして、また着続けられることができるので、長く愛用することができます。ヴィンテージデニムなどもあり、リペアやメンテナンスをすれば、何十年も履き続けられるデニムもあります。ヴィンテージデニムで有名なリーバイスのデニムジーンズには、プレミア価格がついて世代を渡って愛用されていたりするほどです。

生地の経年変化を楽しめる


最初は固めのデニム生地でも、長く使うことで、生地がこなれて柔らかくなります。風合いの変化や、色落ちの変化を楽しめることもデニム生地の特徴です。皮製品のように経年変化を楽しめるのも、魅力の一つです。

ムラ感のある見た目


経糸はインディゴなどの色をつけ、緯糸は染色していない糸を使用することで、デニムの特徴でもある経糸と緯糸のまばらな色の違いがあります。単調な1色染めの生地とは違い、色の深みを感じられることもデニムの魅力です。

種類が豊富にある


デニムと一言でまとめても、素材や厚みを変えたり、右上がりや左上がりの綾織り組織にするなどで、生地の表情を変えることができます。デニム全般が似たように見えるかもしれませんが、少しの変化で違う味を出してくれる奥深い生地なのです。

最近のデニムでは、綿素材だけではなく、麻やウールの他にもナイロンやポリエステルなどの合成繊維も使われています。

「デニム」生地のお手入れ

デニム生地は、なんとなくお手入れが難しいイメージはないでしょうか?

デニム生地に使用されるインディゴ染料は、繊維に強く定着しにくく、特に摩擦や水に濡れると色落ちがしやすい染料です。そんなデニム生地を長持ちさせるには、どのようなお手入れをすればいいでしょうか?

単独で洗濯する


デニムの染料や素材にもよりますが、他の洗濯ものへの色移りを避けるためにも、デニム生地は、単独で洗った方がいいでしょう。特に淡色の洗濯と一緒に入れるには、極力避けた方がベターです。

常温以下の水を使って洗濯する


お湯ではなく水で洗濯する方が色落ちや生地の縮みも防げます。

生地を裏返して洗う


デニム生地を使用したジーンズの場合、裏返した状態で洗濯しましょう。また、生地は直接洗濯機に入れるよりも、ネットなどに入れた方がベターです。

中性洗剤やデニム用の洗剤を使う

洗濯する際は、おしゃれ着洗剤などの中性洗剤を使用した方が、生地のダメージを防げます。

デニム専用の洗剤も出ていますので、こちらを使用してみてもいいでしょう。洗剤は直接デニム生地にかけるのではなく、水に溶かすようにしましょう。

乾燥機は使わずに陰干しする


乾燥機は摩擦が起きやすいので、使用せずに陰干しします。直射日光は色落ちに繋がりやしので、必ず影のある場所で、生地を裏返した状態で干しましょう。

まとめ

POINT

デニム

  • インディゴ染料で染めた経糸(たていと)と、染色をしていない白色の緯糸(よこいとで織った綾織りの織物
  • 「セルジュ・ドゥ・ニーム(serge de Nîmes)」=「ニーム産のサージ生地」が語源

「デニム」と「ジーンズ」との違い

  • デニム:生地
  • ジーンズ:製品

「デニム」生地の単位:オンス

  • デニムの重さを表す単位
  • 1オンス=約28.35g
  • 10オンス以下の生地は「ライトオンス」、15オンス以上の生地は「ヘビーオンス」

「デニム」生地の特徴

  • 丈夫・耐久性が高い
  • 生地の変化を楽しめる
  • ムラ感のある見た目
  • 種類が豊富にある

「デニム」生地のお手入れ

  • 単独で洗濯する
  • 常温以下の水を使って洗濯する
  • 生地を裏返して洗う
  • 中性洗剤やデニム用の洗剤を使う
  • 乾燥機は使わずに陰干しする

お馴染みのデニム生地でも、知らなかった事実などはありましたか?長く使えるデニム生地なだけに、自分に合ったものを選んで、大切に使いたいですね。

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